今回は、Scratchで イライラ棒ゲーム を作っていきます。

イライラ棒ゲームというのは、壁にぶつからないように慎重に進んでいくゲームです。少しでも壁に触れたらゲームオーバー。だから、集中力が必要で、シンプルなのにけっこう盛り上がります。

今回の内容は、プログラミング初心者でも作りやすい形にしています。
マウスでボールを動かす、壁に触れたらアウト、ゴールに触れたらクリア、さらに制限時間も追加するので、ゲーム作りの基本をまとめて学べます。

結論まとめ
  • 背景に「通る道」を描いて、イライラ棒のステージを作る
  • ボールをマウスポインターについてくるようにする
  • 壁の色に触れたらゲームオーバーにする
  • ゴール用スプライトに触れたらクリアにする
  • 制限時間を変数で作ると、さらにゲームらしくなる
  • 色判定は必ずスポイトを使うのがポイント

まずは背景でコースを作ろう

最初に、イライラ棒の「通る道」を背景で作ります。
背景は、Scratchにある網目のような背景を選んでから編集していきます。

防角モードにして、好きな色で棒を描き、ドラッグしながら道を作っていきます。
ここは自由に作ってOKです。

道が細ければ細いほど難しくなりますし、曲がり角を多くするとさらに集中力が必要になります。
最初は少し広めの道で作ると、テストしやすいです。

ボールを用意して、マウスについてくるようにする

次に、プレイヤーが操作するボールを用意します。

最初の猫スプライトは使わないので削除して、新しくボールのスプライトを選びます。
ボールの大きさは小さめに調整しましょう。

ボールの大きさで難易度が変わる

ボールが大きいほど壁に当たりやすくなります。
つまり、大きいほど難易度が上がります。

初心者向けなら小さめ、慣れてきたら少し大きくする、という調整がおすすめです。

旗を押したらスタート位置に戻す

ボールをスタート地点に置いたら、その場所のX座標・Y座標を使って、旗が押されたときに毎回そこへ戻るようにします。

これを入れておくと、ゲームをやり直すたびにボールがちゃんとスタート位置に戻ります。

マウスポインターへ行く

ボールはマウスで操作するので、

  • ずっと
    • マウスポインターへ行く

という形にします。

これで、ボールがマウスについてくるようになります。

壁に触れたらゲームオーバーにする

次に、イライラ棒ゲームで一番大事な「壁に触れたらアウト」の仕組みを作ります。

使うのは、
「もし〇〇色に触れたら」
という判定です。

色判定はスポイトを使う

ここで超重要なのが、色を選ぶときに スポイト を使うことです。

色は、少しでも違うとうまく判定されません。
見た目が同じように見えても、数字が1つ違うだけで反応しないことがあります。

なので、壁の色を指定するときは必ずスポイトで直接吸い取りましょう。

ゲームオーバー背景を作る

壁に触れたら、

  • ボールを隠す
  • 背景をゲームオーバーにする
  • プログラムを止める

という流れにします。

先に「ゲームオーバー」と書いた背景を作っておくと、失敗したことが分かりやすくなります。

いきなりゲームオーバーになる原因と直し方

テストしてみると、旗を押した瞬間にゲームオーバーになることがあります。

原因は、旗を押した瞬間からボールがすぐにマウスポインターへ移動してしまい、マウス位置によっては壁にめり込んでしまうからです。

解決方法:1秒待つ

対策として、スタート時に少しだけ待つ時間を入れます。

  • 旗が押されたとき
    • スタート位置へ行く
    • 表示する
    • 背景を通常背景にする
    • 1秒待つ
    • ずっとマウスポインターへ行く

このようにすると、プレイヤーがマウスを準備する時間ができて、いきなりゲームオーバーになるのを防げます。

ゴールを作って、触れたらクリアにする

次に、ゴールを作ります。

ゴール用のスプライトを用意して、コースの最後に置きます。
そして、ボールがゴールに触れたらクリアになるようにします。

ゴールに触れたら背景をクリアにする

ゲームオーバーと同じように、あらかじめ「クリア」と書いた背景を作っておきます。

そして、

  • もしゴールに触れたら
    • 背景をクリアにする
    • プログラムを止める

という形にします。

これで、壁に当たらずゴールまで行けたらクリアになります。

制限時間をつけると、さらにゲームらしくなる

ここまででもゲームとして遊べますが、さらに面白くするなら 制限時間 をつけるのがおすすめです。

制限時間は変数で作ります。

変数「制限時間」を作る

まず、変数で「制限時間」を作ります。
旗が押されたときに、制限時間を15などにセットします。

1秒ごとに減らす

制限時間を減らすには、

  • 1秒待つ
  • 制限時間を-1ずつ変える

を繰り返します。

作り方は2通りあります。

方法1:回数を決めて繰り返す

たとえば15秒なら、15回繰り返します。
ただし、あとで制限時間を10秒や20秒に変えたくなったとき、繰り返す回数も変えないといけません。

方法2:制限時間が0になるまで繰り返す

おすすめは、

  • 制限時間が0になるまで繰り返す

という作り方です。

この方法なら、最初の制限時間を変えるだけで、自動的に0までカウントダウンしてくれます。
後からゲームバランスを調整しやすいので、こちらの方が便利です。

時間切れになったらゲームオーバー

制限時間が0になったら、

  • 背景をゲームオーバーにする
  • ボールを隠す
  • すべてを止める

という流れにします。

壁に当たらなくても、時間内にゴールできなければアウト。
これでかなりゲームらしくなります。

アレンジアイデア

完成したら、ぜひアレンジしてみてください。

たとえば、

  • 壁の形をもっと複雑にする
  • ボールを大きくして難しくする
  • 制限時間を短くする
  • 動く敵を追加する
  • ステージを複数作る
  • クリア時に音を鳴らす

など、アイデア次第でどんどん面白くできます。

イライラ棒ゲームは、シンプルだからこそ改造しやすいのが魅力です。

動画でより理解を深めよう

この記事で作り方の流れは分かりますが、動画では実際にScratchの画面を見ながら作れます。

特に、

  • 背景でコースを描くところ
  • 壁の色をスポイトで取るところ
  • いきなりゲームオーバーになる原因
  • 制限時間の作り方
  • テストしながら難易度調整する流れ

は、動画で見た方が分かりやすいです。

まとめ

イライラ棒ゲームは、Scratch初心者でも作りやすく、しかもゲームらしさが出やすい作品です。

今回のポイントは、

  • マウスについてくるボール
  • 壁に触れたらゲームオーバー
  • ゴールに触れたらクリア
  • 制限時間で緊張感を出す

この4つです。

当教室では、こうしたシンプルなゲーム制作から始めて、少しずつ当たり判定・変数・条件分岐などを学んでいきます。
「うちの子に合うかな?」「まずは楽しく体験してみたい」という方は、ぜひ体験会で雰囲気を見てみてくださいね。