Scratchをはじめたばかりのお子さんが「なんで動かないの?」と首をかしげる場面、教室でもよく見かけます。

実は、つまずきやすいポイントはほぼ決まっています。

ぴょろ先生が東京都中央区にあるプログラミング教室「プログラメイク」で小学生たちを指導してきた経験から、Scratch初心者が高確率でぶつかる10の壁と、その乗り越え方をまとめました。

① 全角・半角を間違える

Scratchのキャラクター名や変数名に全角文字を使ってしまい、「なぜか認識されない」というミスはとても多いです。

日本語入力モードのまま入力すると全角になってしまいます。

設定画面やブロックの入力欄では、必ず入力前に半角か全角かを確認する習慣をつけましょう。

② スプライトと背景を間違える

背景を変えたいのにスプライトを編集していた、逆に背景を選んでいてスプライトが変わらない——このミスは初心者のほぼ全員が一度は経験します。

画面左下のスプライト一覧で「今どれを選んでいるか」を常に意識するのがポイントです。

色が変わってハイライトされているものが選択中のスプライトだと覚えておきましょう。

③ 「緑の旗」クリックで動かない

「緑の旗をクリックしたのに動かない!」というのも定番のつまずきです。

原因のほとんどは「緑の旗がクリックされたとき」ブロックをプログラムの先頭につなげていないこと。ブロックが浮いた状態になっていることに気づいていないケースが多いので、スクリプトエリア全体を見渡す習慣をつけましょう。

④ クローンを作ったのに元が消えない

クローンを使ったゲームを作るとき、元のスプライトも一緒に表示されてしまう問題があります。

これは「クローンを作る」ブロックを使うとき、元のスプライトを「隠す」ブロックを組み合わせる必要があるためです。

「クローン作成 → 元を隠す → クローンが作られたとき → 表示する」という流れをセットで覚えると解決します。

⑤ ループを止める方法がわからない

「ずっと」ブロックで無限ループを作ったはいいけれど、止め方がわからなくなるケースです。

Scratchでは「もし〜なら〜を止める」ブロックや、赤い停止ボタンを使う方法があります。ゲームの場合は「もしゲームオーバーなら すべてを止める」という形でループを終了させる設計を最初から意識させると、後のデバッグが楽になります。

⑥ 変数の「すべてのスプライト」と「このスプライトのみ」の違い

変数を新しく作るとき、「すべてのスプライト」と「このスプライトのみ」の選択があります。

初心者はどちらを選べばよいかわからず、想定外の動きになることが多いです。スコアや残り時間など複数のスプライトで共有するデータは「すべてのスプライト用」、そのキャラクターだけが使うデータは「このスプライトのみ」と使い分けることを教えると一気に理解が深まります。

⑦ コスチュームの順番がバラバラ

アニメーションを作るためにコスチュームを複数用意したのに、切り替わる順番がおかしいというトラブルがあります。

「次のコスチュームにする」ブロックはコスチューム一覧の順番通りに切り替わるため、描いた後にコスチュームの並び順を整理する必要があります。

一覧上でドラッグして順番を並び替えるだけで解決します。

⑧ 音が鳴らない

「音を鳴らす」ブロックを使ったのに音が出ないというケースでは、まずパソコン本体の音量を確認します。

それでも出ない場合は、Scratchエディターのスプライトに音が追加されているかをチェックします。

「音」タブで音を先に追加してからブロックで呼び出す手順を知らないまま組んでいることが多いです。

手順の前後関係を整理するだけで解決します。

⑨ キャラクターが壁に引っかかって止まる

動き回るキャラクターを作ったとき、画面の端に到達するとそのまま動けなくなってしまう問題があります。

「もし端に着いたら、跳ね返る」ブロックを追加するだけで解決します。

ただし跳ね返った際にキャラクターが上下逆さまになる場合は、回転方法を「左右のみ」に設定するときれいに動きます。

⑩ 作ったものが保存されていない

Scratchはオンラインエディターでは自動保存される場合がありますが、保存のタイミングを意識せずに使うと作業が消えてしまうことがあります。

特にオフライン版を使っている場合は手動で保存する習慣が必須です。

教室では「こまめに保存」をゲーム感覚で伝えることで、子どもたちが自然と保存を意識するようになっています。

動画でも詳しく解説しています

今回ご紹介した10個のつまずきポイントは、冒頭の動画でも実際の画面を見ながら解説しています。

文章だけではわかりにくい操作の流れも、動画を見ることで「あ、そういうことか!」とつながりやすいです。お子さんと一緒にチェックしてみてください。

プログラメイクでは、東京都中央区で小学生・中学生を対象にScratchを含むプログラミング授業を行っています。

小学生向けの習い事としてプログラミング教室を探している保護者の方は、ぜひ無料体験授業にお越しください。